かまくら・KAMAKURA・鎌倉

鎌倉文学館の企画展は、大正・昭和の50年を鎌倉で暮らした高浜虚子。俳句はどうつくるの?まず、17文字を並べてごらん。という感じで、誰にでもできる俳句を広めた虚子。青年時代は小説家志望だけあって、文章家でもある。平易が一番難しい。

鎌倉を驚かしたる余寒あり

早春の鎌倉山の椿かな

鎌倉は古き都や注連の内

鎌倉に實朝忌あり美しき

鎌倉の山に響きて花火かな

鎌倉や牡丹の根に蟹遊ぶ

浅草に無く鎌倉で買ふ走馬燈

鎌倉の草庵春の嵐かな

鎌倉に春の雪降る訃いたる

宗我神社曽我村役場梅の中 この句は、小田原!