6・15

1960年6月15日夜、日米安全保障条約の改定に反対する学生らが国会に突入した。このデモで、東大生の樺美智子さん(当時22歳)が亡くなってから50年がたつ。私は当時小学生。担任の先生は、何か熱く語っていたような記憶もあるが、あとで聞くところによれば、先生も50年前のこの夜国会の周辺にいたのだという。

今日、国会での菅首相社民党福島党首との討論は興味深かった。福島党首は、普天間問題で地元沖縄の合意なしに日米合意を優先させた政府の判断について「民主主義を踏みにじり強行するのは反対だ」と激しく批判したわけだが、菅首相は、社民党村山富市元首相が「日米安保堅持」へ政策転換したことを挙げ、「日米安保条約を破棄するという線では日米関係は維持されないという高度な判断もあったのではないか」との見解を述べたという。

どんなに「日米安保見直し」を公約しても、政権につけば「日米安保堅持」に変わらざるえないことにもっと注意深く考えないといけない。主権は誰にあるの?