広域観光圏

ここ数ヶ月、小田原には夜しかいない。地元で行われるイベントも会議も失礼している。20日は、熱海市で広域での観光振興をテーマにした首長の集いが、熱海市の観光会館で開かれて、500人ほどの参加者があったそうだ。齋藤熱海市長の呼びかけで、小田原・湯河原・伊豆・御殿場の各首長が揃いしたという。クールファイブと名乗ったそうだが、歌は唄わなかったらしい。

「HAKONE」はいうまでもなく世界のリゾート地。昔、ここで商売できないでどうするといわれたことがあった。私は商売をしていなかったが、なるほどねと思ったものだ。箱根には年間400万人以上の観光客が訪れる。今は、小田原から箱根、箱根から熱海というコースが人気とか。ただ、小田原は通過点。時間調整と思われる。
小田原市長は、「住民が住みよい町こそすぐれた観光都市」と優等生のお答えだったそうだが、箱根町が町民にとって住みやすい町とは思えない。逆に言えば、箱根熱海も、まだまだ観光客を増やせる可能性はある。一番、住みよい町にしなくてはならなのは、小田原だろう。

光都市になるには、磨き方というものがある。①清潔であるーせめて駅前は、夜間のごみ収集を行うこと②安心して歩ける-博打のまちには行きたくない③花や緑があるー四季折々の花が咲くしくみを街中につくる④思いやりこそ最大のサービスー公共施設は英語だけではなく、中国語、できたら韓国語の案内アナウスを行う。バスの代金をどう支払うのか困っている外国人、(日本人も)を見るにつけ、心が痛む。まぁ、外国に行って日本語のアナウスがある国はないけど。⑤小田原にしかないものがあるーこの一帯でお城があるのは小田原だけ。とにかく箱根や熱海に来る前に小田原城に昇った?キャンペーン⑥小田原の歴史、文学、自然をめぐるコースがパッケージになっている。隙間観光ですね。⑦乗り物を楽しむー箱根のお帰りはヘリコプターで小田原へ。あるいは、熱海からのお帰りは高速船で小田原港へ。小田原まちめぐりは自転車で。思わず乗りたくなる自転車で。なんて夢物語かな?行政のできること、企業ができること、市民が一緒にやること。観光という視点でもやることは一杯ある。

ところで、友人によれば、一番若くて元気のいいのが御殿場市長だったらしい。富士山の麓に自衛隊の基地は似合わないといわなかったのかな?