[食]続・生ごみ

9月23日に小田原で講演した吉田俊道さん。翌日は、日野市立日野第七幼稚園でワークショップ。私は、高尾にお墓参りだったのだが、実際どう子どもたちに接するのかまじかに見ようと吉田さんにくつっいていった。大人相手の講演では、ユーモアいっぱい時に脱線する吉田さんだが、子ども相手では真剣勝負。そんな感じがして、この人、本気で何かを変えようとしているんだとまたまた感じ入った。

日野第七幼稚園のHPに詳しく掲載されている。もう、子どもたちは野菜を植えただろうか?
http://www.k-asahigaoka.hino-tky.ed.jp/modules/wordpress1/index.php?p=265

ところで、日野市では、都市を生ごみで耕そう!コミュティガーデンせせらぎ農園がある。ここでは、まちの生ごみ活かし隊が吉田さんのやり方で生ごみを650坪の農園にかえして、野菜をつくっている。代表の佐藤さんは、まだ子育て世代。環境問題から生ごみリサイクルを始めたというが、200世帯の生ごみを仲間と共にまわしている。幼稚園でのコーデネィター役としても大活躍していた。ちなみにこ農園は、年間一世帯2000円と市からの補助金で運営。おいしい野菜ができているらしい。
せせらぎ農園のHPは、こちら。
http://ikasitai.at.webry.info/

さて、小田原市はどうするつもりかな?段ボールコンポストの800世帯以上といっても基材を交換した人は300世帯には及ばない。直接、連絡したくても個人情報保護とかで、行政は参加者名を公表しない。この場合、もうやめるのか、情報があればやるのか、基材を交換しなかった人の調査をしなくては次に進めないと思うのだが、調査できないようなしくみなんだから、あいた口がふさがらない。
報徳小学校周辺の回収については、回覧板で募集したらしいが、説明会は開催されたのかな?こちらも、実践した市民が顔をつきあわせて話し合うことで経験を分かち合えるのに。人件費のコストを大きな枠組みで考えるか単に無駄と考えるか、税金でまかなわず、一部自己負担するという道だってなきにしもあらずだ。生ごみ処理ではないのだから。何を生み出すかが問題なのだ。

吉田さんが、おもしろいことを言っていた。市民ががんばると行政がひき、行政がひっぱると市民がついて行かないと。小田原市ではそんなことないように願いたい。