蟷螂(かまきり)

かまきりは「蟷螂」と書いて「とうろう」と読む。「蟷螂生る」は夏の季語、「蟷螂」は秋の季語、「枯蟷螂」は冬の季語だ。かまきりの一生が季語になっているのだから、昔の人は、蟷螂に自分のなにかを考え合わせていたのだろう。

蟷螂のみどり紛れぬ動きかな 稲畑汀子

蟷螂の孤独に揺るるみどりかな