[食]早生みかん

あっという間に「みかん」の季節です。小田原のまちに「みかん」が出回り始めていますよ。箱根への観光のお帰りにどうぞ。100円から300円で買えます。とにかく、余っているだから。この小田原温州みかん、先輩が「運動会の時、食べたみかんの味」と表現していましたが、昔は11月に運動会してたんですね。今は、もっと早い。「運動会の時、食べた味」って、早生みかんの酸っぱくて適度に甘いってやつ。昔は、小田原みかんは酸っぱくて、ほとんど「缶詰」に加工されたわけですが、今時「缶詰」のみかん、食べないですよね。でもね、みかんの大産地和歌山や愛媛が、甘さを追及するなか、その甘さ競争には乗れなかった小田原みかんの酸っぱさが、今時受けているんですから、わかんないものです。

ところで、こんな記事を発見!小田原生まれのみなさん、酸っぱいみかんを食べて、まちづくりに参加しよう。
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報徳二宮神社(草山明久宮司)がこのほど「まちづくり推譲事業」を開始。二宮尊徳による報徳思想報徳仕法の基本に則り、地域の「徳」に焦点を当て、ヒト(人々)、モノ(物産等)、カネ(お金)が出来る限り地域に循環する仕組みづくりを目指す。

まちづくり推譲事業の第一弾として、片浦地区のみかん生産を応援。草山さんと片浦みかん農家の鈴木伸幸さんが発起人となり、片浦みかんプロジェクト実行委員会を立ち上げた。

小田原の名産品「徳」の一つ、みかん産地の片浦地区では、農家の高齢化、後継者不足により、急速に生産量を減らしつつある。同プロジェクトは年間を通じ安定した価格で柑橘類を流通させることを目的に、最終的には栽培に携わる人々の自助力で、栽培から収穫、販売まで出来る仕組みづくりをサポートする。

ブランド名は「小田原柑橘倶楽部」。まずはこの時期に収穫される早生(わせ)みかんをお歳暮用に販売する。1箱5kg詰で3150円。そのうち150円が「報徳推譲金」として積み立てられ、まちづくり事業に活用される。「片浦地区で成功できたら、地域を拡大して他の柑橘類も販売していきたい」と草山さんは話している。問合せは片浦みかんプロジェクト事務局(11月1日開設)【電話】0465(43)9039まで。

 また、同事業は小田原市の無尽蔵プロジェクトに認定されており10月24日現在、20を超える企業・団体・個人が協力している。