遺伝子組み換え/クローン食品

農水省が、除草剤耐性大豆の栽培等の試験でパブリックコメント募集を始めている。南米における遺伝子組み換作物導入による影響を調査してきたNGO活動家の印鑰智哉さんが、日刊ベリタで日本への導入は大きな問題を引き起こすと警告している。

遺伝子組み換え/クローン食品
農水省、除草剤耐性大豆の栽培等の試験でパブリックコメント募集  南米では大規模な生態系と農業の破壊  印鑰智哉 
  農水省は12月24日、「遺伝子組換えダイズの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集」を始めた。締め切りは1月22日。対象となった大豆はバイエルクロップサイエンス株式会社が作った「除草剤グリホサート及びイソキサフルトール耐性ダイズ」とイミダゾリノン系除草剤耐性ダイズ。2010年22年2月5日付けで前者は隔離ほ場での栽培試験に関する承認申請、後者は食用又は飼料用に供するための使用、栽培、加工、保管、 運搬及び廃棄などについて申請があった。申請を受けた農水省生物多様性影響評価検討会農作物分科会で審査、「我が国における生物多様性に影響が生ずるおそれはないものと判断した」として、パブリックコメント募集に踏み切ったもの。しかし、遺伝子組み換え大豆生産が広がっていう南米ではモンサントのグリホサートが深刻な問題を引き起こしていることが実証されており、南米における遺伝子組み換え作物導入による影響を調査してきたNGO活動家の印鑰智哉さんは、日本への導入は大きな問題を引き起こすと警告している。
(日刊べりタ編集部)(2010/12/26)

農水省は大豆など油糧関連の商社や輸入業者、国内生産者らとの協議会を昨年3月17日に開き、食用大豆の備蓄は2013年までに備蓄量年間3万1000トンすべて遺伝子組み換えでないものにしていく方針を決めたはず。2009年は自民党政権だった。民主党で食の安全が後退するとは・・。軍隊と種(食)をセットで日本を占領されたあとになにがくるのか?国家自立ためには核も持さずという石原慎太郎の「しっちゃかめちゃか」も危機感の表れなのかもしれない。本当に今日本は危機なんだと思う。

せめて、おばさんは大豆を自分で栽培しよう。そのためにも、種とりをしなくちゃ。そんなことしか考えられない。