かまぼこ通り

いつもは静かな通りが、賑わっている。昔のように大小いくつものかまぼこ屋さんが軒を並べ活気のある街筋とはいえないが、それでも暮れの小田原の風情は感じられる。はやり本店で買うかまぼこは新鮮でおしいのでないかと期待してしまう。

地元では、籠清、丸うが、老舗を争う。風祭・鈴廣は、テーマパークかまぼこを実現した。「すずまつ」など小規模のかまぼこをご贔屓にする市民も多い。今年は、お歳暮の鈴廣のかまぼこを頂く。かまぼこは、水、塩、魚、それに板になる木。海と山の産物。そういえば、かまぼこ板はみんな輸入品と教えてくれたのは、菅さんだった。そう、菅総理林業の復活について熱く語っていたっけ。もとい、かまぼこの話だっけ。小田原産は、水だけだけど、かまぼこ技術はお正月に食べる人たちがいる限り、職人たちに受け継がれていく。

かまぼこは、小田原かまぼこ通りでお買い求めください。近くには製餡所や鰹節やさんなどもある。国道沿いの「なりわい館」の裏通りを左へ。この道を歩くと昔の小田原の住民は、今よりも豊かな食生活を送っていたのではないかと思える。
http://www.kamaboko.or.jp/