小田原城植栽管理問題

城址公園北側の城内臨時駐車場・駐輪場が、御用米曲整備に伴って、この11日に閉鎖される。その後、3月末日までの日程で、駐車場の進入路や舗装などが撤去される。御用米曲って、米蔵とかあったんですかね。

植栽管理計画は、小田原城の緑と史跡との共生を目指した計画といっていたが、実際は、史跡整備に重きをおいた計画とわかり、市民がストップをかけた形となった。専門部会を立ち上げて、1本1本精査をするという。手始めとしてかつて野球場だった御用米曲輪の整備における植栽のあり方について議論が始まったわけだが、ここの整備はまったなしのようだ。ここには、樹齢100年に近いブナの林が続いている。

史跡整備を行うことは小田原市ではすでに決定していることだが、史跡整備と緑化は果たして共存できるのか、いかにも21世紀らしいテーマ。史跡整備計画に一歩踏み込むことにもなるかもしれないし、あるいはまったく今までとは違う折り合いのつけ方ができるのかもしれない。考え方の違う人たちが同じテーブルについたことは奇跡。絶対に対話が成立しないと考えられる人と向き合ったときに対話の真価が問われる。TBSもそういう視点で再取材して欲しいものだ。

史跡小田原城本丸・二の丸植栽管理計画↓興味があって、お時間のある方はこちらを。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/__filemst__/10292/syokusaikanrikeikaku1.pdf