宅配おせち

今日同僚のお弁当箱を覗いたら紅白のかまぼこが入っていて、ちょっと笑った。お正月休み明けならではのおかずだ。

ところで、「見本と違う」「ニオイがする」などと苦情が相次いだ宅配おせち。横浜市は昨日販売元の飲食店「バードカフェ」を食品衛生法に基づいて立ち入り調査した。体調を崩したという報告はないというが、消費者庁も「違法性があれば適切に処置する」としている。

グルーポン・ジャパンの2010年11月のクーポン企画「50%OFF【10,500円】2011年迎春≪横浜の人気レストラン厳選食材を使ったお節33品・3段・7寸(4人分)配送料込≫12月31日着」

グルーポン・ジャパンも人気レストランも私は知らないが、知らなくても魅力的な企画。まぁ、1度おせちを料理したり買い揃えたりした主婦ならば、そう多くの期待はしなかっただろうと思う。無理です、作ってみてくださいって感じ。だから、500も注文がきちゃったんだろう。

由緒正しいおせちの宅配のノウハウは、そう簡単にはいかない。できちゃうと思った「バードカフェ」の社長さんが甘かった。でも、おせちの需要はおおいにあることが分かった。一昔前まではおせち料理は年の終わりの女の仕事だった。2-3日は、火を通さなくても食べられる保存食をつくり、新年を祝う。その労力を感謝されて1月15日は女の正月を過ごす。見事な男女分業だったと思うが、去年は体力の衰えを感じて私は誰かにおせちづくりをバトンタッチしたくなった。

私にとっても「おせち料理」の危機だ。