[食]わかっていたこと

現実には、小田原では計画停電しか起きていない。しかし、福島原発付近の土も水も放射能汚染されてしまったという事実は重たい。政府は、すぐに身体に影響はないといいながら、国の基準によって野菜(ホウレンソウ、カキナ)と牛乳の出荷停止を決めた。農家、ことに有機農業をすすめようと頑張っていた農家はさぞかし無念だろう。冷静に判断して欲しいというが、冷静に判断すれば、深刻にならざるえない。今することは、ともに被害者である消費者と農家が原子力を推進してきた政府と電力会社に責任を求めることなのではないか。たしかに民主党のなかには自然エネルギーに転換しようという動きはあった。ある意味、自民党政権の決定的な後始末なのだ。しかし、原発を世界に売り込もうとしていたのも現政府だ。責任逃れはできまい。今一番心配なのは、政府と電力会社の取引だ。そんなことないように願いたい。

福島県のホームページを見ると、安全のPRを掲載している。佐藤栄佐久福島県知事は、全国で唯一原発に反対した知事だが、不可解な贈賄事件で辞職。現佐藤知事は、原発を容認している。東京都知事選では、反TPP、反原子力を訴える知事を選べるか注目したい。果たして、そんな候補がいるか?共産党候補者だけ?それならば、それでいいのではないか。当然、消費者である東京都民は暮らし方を変えなくてはならない。そういう覚悟があるか、日本を変える意志があるか、日本を存続させたいか、だ。神奈川県民である私は、神奈川県知事をその2点で選ぼう。
 
郡山市災害対策本部 本部長 原 正夫 郡山市長より のメッセージを転載(一部)
今回の災害にあたりましては、全国各地から温かいご支援をいただき、心から感謝と御礼を申し上げます。
郡山市民の避難状況につきましては、懸命な復旧活動の結果、当初の約1万人から約3千人に減少をしております。
しかし、原発の事故に伴い、県内各地からの本市への避難者数は、5,000人以上となっており、避難されてきた方々は、大変不便をしております。
特に、病気の方々に対しましても、本市の医療関係機関に懸命な対応をしていただいておりますが、医療品等に不足が生じつつある状況にあります。
大震災発生以来、私は、職員はじめ関係者の方々と市民の安全・安心の確保のため、全身全霊を持って対応してまいりました。
原発事故に関しましては、今日まで、国と東京電力の事故に対する対応のあり方について正確に情報を把握することができませんでしたが、本日の新聞報道を見て大変驚きました。

 国と東京電力は、郡山市民、福島県民の命を第一とし、原発廃炉」を前提に対応しているものと考えておりましたが、国・東京電力は、今後の産業・経済を優先し、「廃炉」を前提としたアメリカ合衆国からの支援を断ったことは言語道断であります。
私は、郡山市民を代表して、さらには、福島県民として、今回の原発事故には、「廃炉」を前提として対応することとし、スリーマイル島原発事故を経験しているアメリカ合衆国からの支援を早急に受け入れ、一刻も早く原発事故の沈静化を図るよう国及び東京電力に対し、強く要望すると同時に、この件に関し、海江田経済産業大臣に直接電話で要請いたしました。
また、佐藤県知事、佐藤県議会議長及び渡辺いわき市長などと電話連絡をとり、市民あげて、さらには県民の方々と一緒に国と東京電力に強く訴えたいと思います。

お集まりの報道機関の皆さまにおかれましては、この趣旨をご理解いただき全国民の皆さまに、さらには、全世界の皆さまにこのメッセージを報道していただき
ますようよろしくお願いいたします。

この呼びかけに応えたのが、
http://fukushimahairo.web.fc2.com/
3日間、3食ありあわせのもので食事を作った。レタスの苗をプランターに植えた。食べ続けなくてはならない。おばさんは、なぜかご飯ばかりつくっている。