[食]ベジタリアン

[ベジィ・ステディ・ゴー!]という雑誌があるらしい。コンセプトは、「まずはあなたの出来る所から、スマートな選択をしてみませんか。世界中にベジィ思考な人々が増えれば、確実に世界はピースフルに変わります。一日一食でも、週末だけでも、おウチだけでも意識して完全菜食(べジタリアニズム)を取り入れることが、人の健康、地球規模の環境問題、そして平和へと繋がっていきます。だからこそ本誌はスタイリッシュで快適なハッピー・ベジィ・ライフを提案します。」そして、日本人の5パーセントがベジタリアンになることを夢みている=目標にしているという。編集長は、3歳と10ヶ月の男の子のママだ。

この雑誌の臨時号、「放射能から子どもを守る」が売れている。子育てに放射能知識が必要になってきたなんて、親になるのも大変な時代になった。なんだか、申し訳ない気持ちになる。この雑誌にもEM菌というページがあるが、東京の若い友人から聞いたところによれば、EM活性液をお風呂に入れてその空気を吸うのが放射能対策になるんだそうだ。そもそもEM活性液をお風呂に入れるのは、お肌にいいとか掃除が楽になるとか下水管まできれいにするとかだったのだが。もっといえば、EMは土壌改良剤。土壌微生物が生態系の底辺と考えれば、別に不思議でもなんでもない。「いのちの源」なんだから。でも、EMとは長いつきあいだがそんな使い方は知らなかった。アロマとか温泉の素とかをEMによく変えられたと賢明な選択とは思うが感心してしまう。

スタイリッシュに快適なハッピー・ベジィ・ライフーいいじゃない?完全ベジにはなれないけれども、せめて和食で生き延びよう。「日本食があなたを救う」という臨時号も緊急出版。この手の本は、今までもいっぱいあったけど、より多くの若い人たちが手にとるようになったのは希望だ。ひとりひとりの意識を変えることはできると思うのだが、問題は原子力発電を止められるかだ。ここを変えないと、本物のハッピー・ライフはこないことは学んだはずだけど。