[暮らし]お母さん業界新聞

東日本大震災復興構想会議の提言が、今月25日菅首相に提出された。特別顧問は梅原猛氏、以下構成メンバーは15人。でもね、女性はなんと内館牧子氏一人だよ。脚本家のこの方、相撲協会のなんとか委員だったっけ。内館さんがどうのというより、半分は女性でいいじゃない?菅さんの師匠は、婦人運動家の市川房枝さんでしょ。なにを学んできたのか、とまず思った。学者、医者、教育者、建築家、福祉関係者、弁護士などなど、その道の見識者が女性の中にだっているはずだと思うが。男女共同参画を実現するよい機会なのに。そうそう、有機農業とは言わないが農業関係者も入っていない。

と思ってたら、同僚に渡された「お母さん業界新聞」。1999年に横浜で創刊されたらしい。お母さん業界って面白いなぁ。お母さん業界の代表が、復興会議のメンバーになってもいいじゃない?かくいう私も、30代のころ、「おんな子ども新聞」を創刊しようと企てていたっけ。この新聞、スポンサーの名は表に出ないが、立派に経営されているらしい。編集長は、元スッチー藤本祐子さん。百万母力は頼もしい。藤本さんが、原発事故以降のお母さんの役割についてこう書いている。「お母さんのひまわり5ヶ条」①笑顔で子育てをする。お母さんの笑顔が、子どもたちのDNAを浄化する ②丁寧に子どもを育てる。便利な子育てでは気づかなかった、ひと手間かけることの気持ちよさを感じる ③現実(今、起きていること)を直視する(逃げない)。必要以上に不安になるのはよくないが、無知や無関心は怠慢である ④母親同士がつながる。それが、わが子の生きる社会にもつながる。地域や社会に目を向ける。もう「自分さえよければいい」の時代は終わりだ ⑤母であることに感謝する。守るべきものがるから、母は強く、たくましくなれる。自分自身の中にあるマザージャーナリズムの心をONにする

ことにマザージャーナリズムには共感する。この「お母さん業界新聞」には地方版があって、近くは平塚西湘版があるとか。小田原のマザーズもPTAや子ども会から一歩踏み出してみたら?えっ、グランマジャーナリズムもありか?残念だけど、スポンサーがつきませんね。
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