[暮らし]これは聞くべし

NPOチェルノブイリへのかけはし」代表の野呂美加さんの講演会が、横浜西公会堂であった。野呂さんと会うのは、何年ぶりだろう?福島原発事故後、20年に渡るチェルノブイリの子どもたちへの支援活動の中で知りえた情報を全国のお母さんたちに伝えている。この日の主催者は、ナチュラルライフ教室「和と輪」。

『いま、子ども達を守るために知っておきたい放射能のこと』〜低線量内部被爆長期化したとき〜。テーマがテーマだけに、すぐに80人の定員は満員に。
空気だけでなく、水、野菜、肉、魚、牛乳まで放射能汚染が広がり、いったいどうしたらいいの?という子育て中のママたちの迷いは尽きない。でも、誰に聞いても解決できる方法を教えてはくれない。それは、誰も経験したことがないからなのだけれども。ネットで世界中の情報を調べている女性たち、英語が得意な人もいるだろう。でも、イマイチどうしていいかわからない。そんなイライラが募っている。

20年間チェルノブイリに関わり、ベラルーシの子どもたちを保養のために日本に呼び寄せていた野呂さんの言葉には、たぶん多くの女性たちが励まされたと思う。それは、若いお母さんたちの気持ちに野呂さんが寄り添ってくれたからではないか。

チエルノブイリ事故は、国の管轄下で住民に知らされることは数年たったとき。ベラルーシは立ち入り禁止になったのは、3年後でその間、自給自足の住民たちは、放射能汚染された農作物を食べるしかなかった。しかし福島はすぐにでも避難できる状況だったのに国が判断しなかったのは悔やんでも悔やみきれないという。また、チエルノブイリに調査に入った広島大学の某教授らは、子どもたちの異変を放射能による因果関係と認めず風土病と断定したため、たくさんの子どもたちが国の補償からはずされてしまった。今、長崎大学の某教授が福島県で行っている安全PRはチエルノブイリでしていた某教授の役割を演じている。この危険に早く気がついて、絶対に口車に乗ってはいけないと。これは重大な指摘だ。

放射能汚染に対抗するには
①からだの免疫力を高める食事をする 豪華な食事ではなく質素な食事に変えて、食の質をあげる。
②発酵食品 酵素 新鮮な野菜とフルーツ
③食べすぎは免疫力をさげるので小食にする
私の主張にぴったり。
①お掃除をするこまめにする 原発内でもロボットがお掃除をしているものね
②EMをお風呂に入れる 野呂さんはベラルーシの子どもたちをEM活性液の入ったプールに入れて楽にさせることができた経験がある。
最後に
今の悲惨な状況は、お金がいのちより大事という社会の結末。これからは、お金ではなく愛を中心にした生き方をしよう。自分の子どもが大切なようにすべての子供たちが大事。だから、まず仲間を誘って学校をはじめ行政に働きかけよう。ことに地域の議員に働きかける。けっして孤立してはいけない。

なによりも何も知らされずになぜわが子が・・と苦しんだチエルノブイリのお母さんたちの哀しみを日本で再現させたくない!という野呂さんの強い意志が感じられた。お母さんだけでなく、お父さんにも聞いて欲しい。蛇足ながら、今医者で信用できるのは菅谷昭松本市長だけ。その市長は、遠慮がちに「子どもと妊婦は避難させたほうがいい」と言っている。本当のことは小さな声でしか伝わらないのが歯がゆい。
すごい!つながるところがつながってきた。
http://mimisuma.net/newsletter/20110712.html#01