[暮らし]矛盾のない農園

今日は梅雨明け。鎌倉市の小泉さんのハウス畑に気持ちのよい風が吹く。なんだか、ぺちゃぺちゃしゃべくっていたトマトたちが、私が入ったら黙ってしまった。ごめん。

昨年からEM活性液を土壌に思い切り播いたという小泉さん。5年前初めて会ったころに較べたら、青年が少年になったようにイキイキしている。というのも、70aに20種類のトマトが鈴なりなのだ。最盛期には、お母さんと奥さんと3人で出荷作業に午前2時までかかったという。農家としてはうれしい悲鳴だったことだろう。ことに石油も使わず、農薬化学肥料も使っていない。

土壌がよくなりトマトがたくさん採れて、その中で働く小泉さんも病を克服した。なんの矛盾もないこのハウス畑。万能は偽科学と、ある教授がネットで騒いでいるが、私はそうは思わない。全体を豊かにし、なんの矛盾も起こさないものが本物なのである。本物が世に出たとき、不幸の上にたつ経済は終わりになる。私が生きている間にそれが可能になるのだろうか?