[暮らし]なでしこジャパン

「我々のしていることは、ただサッカーをするだけではないことを、意識してきた。
我々が勝つことにより、何かを失った人、誰かを失った人、怪我をした人、傷ついた人、彼らの気持ちが一瞬でも楽になってくれたら、私達は真に特別な事を成し遂げた事になる。
こんな辛い時期だからこそ、みんなに少しでも元気や喜びを与える事が出来たら、それこそが我々の成功となる。
日本は困難に立ち向かい、多くの人々の生活は困窮している。
我々は、それ自体を変えることは出来ないものの、日本は今復興を頑張っているのだから、そんな日本の代表として、復興を決して諦めない気持ちをプレイで見せたかった。
今日、我々にとってはまさに夢のようで有り、我々の国が我々と一緒に喜んでくれるとしたら幸いです」
女子サッカーなでしこジャパンの澤キャプテンのメッセージだ。なんだか、涙が出てくる。

思い出したくもないが、今週のNHK日曜日討論で経団連の某氏はこう発言した。
「電力が不足すれば、我々は海外に出て行くしかない。脅かすつもりはないが」と。「企業が外に出れば、雇用はなくなり日本の復興はない」と言っているのだ。ここに被災者や被曝者を思いやる愛はまったく感じられない。さっさとこんな男とは別れておけばよかったのだが、ここまできたら、なだめすかすしかないか。なでしこジャパン、勇気をありがとう!