ノーモア ヒロシマ・ナガサキ ノーモア フクシマ

この方のお話はなんとしても聞かなくてはと北千住まで行ってきた。94歳の被爆医師、肥田舜太郎先生だ。広島に原爆が落とされた日、陸軍医の肥田先生は、赤ちゃんの往診のため市内を離れていたため直接の被爆を避けられた。が、そこから語られる広島の地獄の様は、66年たった今でもなぜどうして?と納得できない。不幸にもフクシマでヒロシマナガサキの原爆を追体験させられている。だが、おろかな民族で終わりたくない。

アメリカが落とした原爆は、風速280メートルの速さで人間の体を貫通した。広島はウラン型、長崎はプルトニユム型。プルトニユム型は開発が遅れていたが、どうしても殺傷力が調査したかったというのが真実で、すべての医学的調査はアメリカによって封印された。

肥田先生は、直接被爆していない人がまったく同じ症状で亡くなっていること、のちに原爆ぶらぶら病と呼ばれる内部被爆の実態を医者として冷静に見てきた
貴重な生き証人だ。その先生が、福島はウラン型とプルト二ウム型の合わさったゆるやかな被曝であり、放射能は空気に薄まるのではなく、風向きによってかたまりで降りてくると話された。そして、できれば福島の小学生と中学生は計画的に疎開させるきだと政府に交渉したが、文科省が反対していると言われていた。国はあてにならない。

多かれ少なかれ、ほとんどの日本人が被曝したのだから、自分だけ助かることなど考えずに世界から核をなくす運動に立ち上がるときだ。そして、自分の健康はしっかり自分で守る。免疫力をあげる生活を覚悟を持って行っていく。大丈夫、被爆しても90歳を超えて私のように生きている人間もいる。絶望せず、だからといって楽観せず。子どもたちや未来のために愛をもって行ききること。

ちなみにこの会の主催は、東京・関東キリスト者平和の会。 後援は、東京宗教者平和の会、日本キリスト者平和の会、日本基督教団北千住教会。信仰者も試されている