[暮らし]胎内記憶

自分の子どもには役立たなかったのだが、実は受胎から3歳までの体と心と魂の変遷について勉強してきた。0歳児を公文式で育てたいという親が現れたからである。まず、生命科学とまではいかないが、生命とはなにかから学ばなくてはならなかった。泣いてばかりいたTちゃんには感謝したい。彼女、小田原市の成人式の運営委員をつとめていたから20歳になるのだ。人のために役立つ若者に成長していて私はうれしい。

その当時よりもはるかに科学は進歩し、感情をつかさどる脳幹が完成するのが受胎から2ケ月だということもわかり、母親が妊娠を自覚するよりも早くに人間の基本が出来上がってしまう。この時期に母親にストレスがかかるとそれがそのまま胎児に記憶として残るという。この傷は、具体的には行動異常として現れ、数世代に影響を残す。まるで放射能と同じ作用をするのだな。三つ子の魂百までという日本のことわざは、胎内にいる10ヶ月+24ヶ月、数えで3歳ということになる。脳の役割をする細胞膜におおれて60兆の細胞は記憶している。おギャーッと産まれる前が大切なのだ。そして、愛には愛がこたえ、憎悪には憎悪がこたえる。愛、これがすべて。

池川明先生のHP
http://www.30ans.com/memory/