第4の革命

「第4の革命ーエネルギー・デモクラシー」を横浜で観る。ちなみに主催は、横浜淡水。水産卸の老舗会社だ。 この映画は、2010年、再生可能エネルギーのための世界協議会(WCRE)代表で、ライト・ライブリフッド賞を受賞したヘルマン・シェーアさんの提案により4年がかりで製作されたドキュメンタリー映画。著名な環境活動家やノーベル賞受賞者、政治家らが再生可能エネルギーへのエネルギーシフトの可能性について語り、世界の取り組みを紹介する。ドイツでは、口コミなどで広がり、約220の町で4,000回以上上映されて、約13万人が観たという。3・11後の5月には、ARD(ドイツ公共放送連盟)で緊急放映されて、その翌月、メンケル首相は2022年までの「脱原発」を閣議決定した。

「100%再生可能エネルギーへのシフトが可能で必要だということを理解すれば、人々は自ずとこれを推進するだろう」とコメントしているドイツ連邦議会議員のヘルマン・シェーアさんは、この映画が完成したあと亡くなったので、革命の成功を天国で知ったことになる。

上映前に挨拶にたったカール-A・フェヒナー監督はドイツ出身のジャーナリストでもある。「とても困難な状況にある日本人が、勇気をもってエネルギーシフトをすることを世界が見ている。今ならあなたも革命家になれる」との励ましに「必要であるが可能か」に多少の疑問を持つ私も勇気を得た。原発推進自民党にあって早い段階から原発に疑問を呈していた衆議院議員河野太郎さんの講演も。今この時期に東京電力は国会議員に「原発はいかに必要か」を必死に訴えてまわっているそうだ。だから、脱原発を実行させたいならば、国会議員に「原発はいらない」と直接訴えにいくのが大切だ。まだまだ、国民の声が小さいと言っていた。そうか、地元の国会議員に「原発をとめないならば、次回は投票しない」と言わなくちゃ。