脱原発世界会議

昨日、今日は、横浜で脱原発世界会議だった。昨日は、「第4の革命」を観た後、横浜パシフィコへ。「核燃にたよらない村づくり」のセッションで鎌仲ひとみさんの話を聞く。鎌仲さんの映画はすべて観ているが話を聞くのは初めてだ。核燃料サイクルの矛盾、地域経済構造の矛盾。虚構の上にある経済は、まず生命の上で破綻する。わかりきった話をなんで突破できないんだろう?

今日は、息子が参加してきたが、「首長会談:地域発・原発に頼らない社会のつくりかた」で、小田原市長のメッセージが会場に映し出されたそうだ。神奈川県では、小田原だけだったらしい。飯田哲也さんを行政戦略アドバイサーに招き、
エネルギーの自給も視野に入れた小田原市。市民はあまり気がついていないが、立派な脱原発都市宣言なのだ。息子の報告によれば、世田谷区長の発案で地域ネットワークを設立。地方で脱原発を実現していく。この戦列に加わったことは、未来の子どもたちに感謝されることと思う。まずは小田原電力でお金を地域でまわす。これ、やり切れたらいいな。                                       
この脱原発世界会議は、2日間で延べ1万人の参加者があったらしい。昨日の河野太郎氏によれば、デモも集会もあまり国会には関係ないというが、市民が情報をシェアすることは大事だ。青森から一時帰っている我が家の若者も、ことに南相馬市桜井市長のリアルで痛切な話に涙し、上野千鶴子の「世界規模で考えよう」という総括に痛く刺激を受けたようだ。親子といっても、同時代に生きている。親の責任はもちろん重大だが、大人として共に考えよう。