小田原市長選挙ー公開討論会

小田原青年会議所主催による小田原市長選挙立候補予定者による公開討論会が、26日に行われた。早いもので、また選挙って感じだ。しかし、のんべんだらりと市長はやってはいられない。市民にとっては、4年前に選んだ市長を信任するか、それとも信任できないか、あるいは前回は選ばなかったが、今回はどうか、選挙は市民の市政参加のまたとないチャンスなのだ。当たり前の話だけど。4年前、チェンジを掲げて初当選した加藤市長。しがらみ、血縁選挙とは無縁の正真正銘の市民選挙で戦い、ちょっとした話題になったものである。4万4千人の市民の付託があるとはいえ、市役所に行政経験もなく一人乗り込んだのだから、そりゃ大変だったことだろうし、迎える行政職員も戸惑ったことだろう。多少のギクシャクはあるに決まっているのだが、今回の対戦相手は、市議会議長もつとめた7期28年のベテラン議員70歳だ。素人政治とこき下ろされているが、地方政治に既成の政治家はいらないという市民の判断を逆なでされているようで、私は気分が悪い。次々に表にでる市役所の不祥事も、元はといえば、長年の隠蔽体制の結果なのだから、市民に公表されてむしろよかったのだ。30万都市をめざすというが、どうやってというと従来方法から一歩も前へ出ていない。実に残念だ。たとえ、70歳であっても青年のような情熱を感じられたらそれはそれでいいのだが。加藤市長は、48歳になる。次のリーダーは、今は30歳代と考えなくてはいけない。普通は、経験を生かし小田原市の家老でもお目付け役にでもなる立場なのではないか。小田原市のぎりぎりの歳入を知りながら、減税を主張するのは無責任きわまりない。ああ、また大掃除しなきゃ。