海の再生

何これ?って覗き込む男性。海岸クラブの子どもたちが作ったEM団子は、4200個だったそう。少し、すえたニオイがするのだが、漬物や酢の物など、たぶん苦手な子どもたちは、「くさ〜い」と言う。でも、なかには「ワインのニオイがする」という発酵通の子どももいて、にんまり。泥遊びは子どもの領分だが、「作るのにお金いるの」と聞かれたのには、びっくり。「ごほうびは、海を汚さないシャボン玉石鹸よ」というと大喜びしていた。石鹸で喜んでもらえるのは、うれしいではないか。
海の日には、全国各地でEM団子が川や海に投入されたが、昨年四日市大学の某教授が赤潮の原因になると発言。物議を呼ぶというよりも、道頓堀川日本橋川などの実績をもつ市民団体としては、虚しさの方が強かったのではないか?四日市市でも、伊勢湾などに赤潮の発生は見られないと言っている。汚染された川や海にEMを投入するとヘドロが分解され、もともと住んでいた菌たちが分解された物質をエサにして増殖し、微生物環境が健全になることで次第にプランクトンも増え、生態系が回復していく。まず、アサリなど貝類が増えていくそうなのである。三重県尾鷲市では、藻場の回復にEMを使い、成功している。
EM団子の作り方は↓
http://ecopure.info/glossary/dango.html
海岸クラブは、今年初めてEM団子を海に投げ込んだ。