乗り換えましょう!

湘南ライナー「下り電車」。ゆるい空気の列車はいいよぉ。セーラー服の中学生が、「うちの町の選挙でさぁ、この町から世界を変えていこう!って演説してるんだよ。こんなちいさな町さえ変えられないのに世界が変えられると思う?」「思わな〜い」とおなかをかかえて笑っていた。そうなんだよ、大人の欺瞞を笑い飛ばすぐらいのエネルギーのある君たちに1票を譲り渡してもいいぐらいだ。でも、それでは大人の責任を果たせないと生真面目に引き返してみる。

自民党民主党は論外として、維新の会は結局、東京と大阪への富と権力の集中でしかない。地方分権とかいったところで「上り電車」に乗り込もう、でしかない。おおざっぱにいえば、自民、民主、維新、公明、みんな、諸々が第一極。これに対抗するのは、未来の党、社民、大地、共産とか諸々。第一極の荒々しさに較べて、第二極のおとなしさというか、おだやかさというか・・。3年前、国民が期待したのは、小沢率いる民主党だった。鳩山由紀夫は、さっさと退場してしまったが、民主党の本流は、未来の党にある。ということも忘れ、また地下水でつながる第一極を選択する日本人ではないことを祈りたい。

ただ、第二極であっても、同じ穴の狢ではないかという一抹の不安がぬぐえない。いや、女に二言はないはず。そして、「上り電車」から「下り電車」に乗り換えた若者たちに期待したい。原発なくして、TPP入らず、仲良く、おだやかにゆるやかに世の中変えていけばいいじゃないか。上りから下りへ乗り換え駅は、小田原あたりがいいんじゃない?小田原から「未来」を!また、女子中学生に笑われるかな。