大豆

あまり話題になっていないが、福島、岩手、宮城など大豆から放射性セシウムが検出され、出荷停止になっていた。今は
数箇所を除いて解除になっている。米と大豆が、日本人の生命を守るといってもオーバーではないと思うが、あまり危機感がないようだ。日本の商社は優秀で、お金になると思えばどこからでも調達してくれる。大豆は中国から。中国の農民は、自分の食べる大豆をお金にかえているのだろうが、その農家が幸福になっているかというとそうでもない。むしろ、お金になる農業をするばかりに貧困となり、土地を離れて都会へ流入していく。いずれ、中国も食糧輸入国になることは目に見えている。いつまでも、日本が世界中の食糧を買い集めてくるわけにないかない。農業の生産力を高め、自給率をあげなくてはいけないのは、毎日台所でご飯をつくるものにはわかる。この大豆は、田畑転換を可能にする地下灌漑法を考案した福士武造さんのもの。個々の農家が、大規模化するのではなく生産力をあげることが火急の課題だといっている。輪作することで、除草剤も農薬もいらない大豆ができる。大豆の甘い香りがする。