[食]無洗米はいかが その①

newmoonakiko2006-02-15

なんもへんてつもないご飯。これ、宮城・仙台市の丹野清隆さん栽培コシヒカリにモチ米の黒米を混ぜて炊いたもの。だから、少し紫色をしている。どちらもJAS認定栽培米。ここまでは全然問題ない。問題は、このすばらしい自然米が無洗米ということなのだ。そう、洗わなくて炊ける。水を入れるだけ。便利。水節約。川に流すと汚染源になる米のとぎ汁がでないなどなど。働く主婦や環境問題に関心がある人たちに受けているらしい。
しかし、お米を洗うという手作業は、日本人の伝統になっているらしく、無洗米であっても、1度は手で洗うという主婦が多いと聞く。実は、我が家の息子たちは、父親の炊いたご飯と母親(私)の炊いたご飯の違いをきっちり言い当てていた。どうもその違いは、お米の研ぎ方にあったようで、「今日のご飯は美味しいね」という時は、夫が!お米を丁寧に研いでいた時なのだ。夫は、考える頭を冷やすためにお米を研いでいたように見えた。私は、いつも何かを考えながらお米を研いだ。うまく炊けたり、炊けなかったり、おいしかったり、おいしくなかったり。それもお米との会話ではないか。
水を入れて、スイッチ入れて、みんな同じご飯を食べる。なんだか、さみしい。
(明日につづく)