水道水は飲めない非常識

newmoonakiko2006-03-04

ボランティア交流会なるもので、話をしてきました。環境雑誌の編集をしていることで、「あなた話して」とお鉢がまわってくるのですね。今朝早くラジオで、ノロウィルスが水道水を汚染している可能性があるので、全国の水道水を調査するという話を小耳にはさんだので、その話から始めました。水道水の中に環境ホルモンや重金属が混入されている可能性が高いのは、今や知らない人はいません。でも、こういうものは人間の体をじんわりだめにするから、まあ、飲み水は買うことにして、水道水の危険は見て見ぬふりをしておこうと決め込んでいるのが現状です。次は、ノロウィルスねぇ。下痢や吐き気がおこる感染性胃腸炎で、教室の子どもにも何人か見られるようになったし、結構深刻に受け取ったのです。喉が乾いたら、水道の蛇口に口をつけて、水をがぶがぶ飲んだのは昔の話。こんなに水道が普及したのに水が飲めないなんて。子どもたちがかわいそうだと思う。都会だけの話ではないのだから。「子どもに水道水を飲めなくしたのは誰よ」とヒステリックに騒ぐ先生はいないのよね。身近な母親も。みんなの連帯責任だから。
ところで、ノロウィルスには今のところ塩素しか有効な手立てがないと。塩素を使うともっと強力な耐性菌が出現するのに。人間は土のお化けでもあるが、水の幽霊でもある。割合で言えば、ほとんど水分なのだから、水が汚染されれば、体が汚染されるのは当然である。いよいよ深刻な状況になってきたぞと私は思う?あなたは思わない?という高木善之さんの口調が思い出される。
まぁ、浄水器は売れるだろうけど。昔の技術で汚染に追いつくのかな。どちらにせよ、根本的解決をしなくてはね。ちなみに横浜水道局が環境創造局と名前を変えた。きれいごとを言わないで、本当のところを市民に知らせ、どうすればいいか提示し、環境を創造していくつもりなのかな。