メロン三昧

今日は、たまたまメロン試食会に大当たり。三浦半島の黄メロンとマスクメロンを食べてしまった。メロンは今が旬だ。両方とも農薬をほとんど使わず、栽培されたもの。「これ糖度はどのくらい？」知ったかぶりの質問はいけないね。ともかく、さっぱりした甘さにうっとり。メロンの種を食べる人、ここが好きという人も多い。実は、この種に農薬が残るんだって話を聞いて、なるほどと思った。環境ホルモンが人間の生殖器官に打撃を与えると同じように植物の種に薬の毒が溜まっていくのだ。環境ホルモンの多くは農薬に起因しているという。このメロン農家の人たちは、その危険にいち早く気づき、農薬に頼らない農法を編み出していくのだが、それは試行錯誤の道のりだったようだ。
こんなに安全で美味しいメロンが、地元の高級スーパーに並ぶようになったのは、つい最近のこと。美味しさとステータスを追求するスーパーのバイヤーは、地元で悪戦苦闘する農家の農作物には関心がなかったようだ。今や,消費者は
外国産などより地元国内産の野菜や果実に手が伸びる。地域の八百屋さんがなくなっていくこの時代、スーパーが地元の農業を育てていって欲しいものだ。小さなスペースの八百屋さんをやりたいと言ったら、それでは生きてはいけないと言われた。