香山リカ著「私の愛国心」

newmoonakiko2006-08-27

今日は日曜日ですよね。半日掃除をして我が家のごみ問題を解決し、午後はピース・カフェの会議に出席。日々の暮らしから平和を問い直すという趣旨のフリーペーパーの内容をどうするか。意見交換のための広場にとどまらず、もっとラジカルに憲法論議に踏み込んでいくべきか。10代から70代まで、さまざまな意見が交わされた。引っ越し先を考えている町田市在住の方がたまたまこのピースカフェを読んで、小田原に住んでもいいなぁと思われていると人づてに聞いた。同じような価値観を持つ人たちが暮らしている街に住みたい、こんなふうに考える人がいるのですね。若い人たちは、10号も出して何の反応もないと、がっかりしていたけど、読んでいる人は読んでいる。このことを教えてあげなくちゃ。
夜は、柳家三三さんの落語を聞きに小田原市民会館小ホールへ。中途半端な待ち時間、香山リカ著「私の愛国心」を読む。香山リカは1960年生まれの精神科医。「なにがおかしいかわからないが確かにおかしい」という不安定さ。「普通の国」というその「普通」という意味のあいまいさ。精神科医の目で時代を読み解いてくれると、実に納得がいく。
三三さんの出し物は、唐茄子屋政談。ほろりとさせる人情噺。ゲスト出演の昭和6年生まれの川柳川柳(かわやなぎ せんりゅう)の軍歌オンパレード小話。久しぶりに「同期の桜」を聞いた。平和ー愛国心ー軍歌。いつもと違う日曜日だった。写真は、高座をすませた三三さん。確かにいい男だ。でも、師匠の方が・・。