吉野家牛丼再開のニュース

newmoonakiko2006-09-16

うまい、やすい、はやい。これが何故いけないの?と言われてすぐに反論できない。我が家の息子たちも、学生時代には吉野家にお世話になったそうだ。40代でも、同じらしい。私は、吉野家の牛丼を食べ損ねた世代。よかった。
うまい、やすい、はやいには、必ず何かわけがあると。若者はあらゆることに懐疑的だが、自分の食べるものには懐疑的にはならない。それは、食は安全なものであるという暗黙の社会の了解に安心して身をゆだねているからである。それが、文化国家の最低の社会基盤だと思っていた。あれを食べてはだめ、これを食べてはだめ、という食環境にしたのはだれ?あれも食べられない、これも食べられないという子どもにしたのは何?
アメリカ産牛肉を使った吉野家の牛丼が18日に再開されるという。BSE問題で輸入禁止となってから、2年半。今年の7月輸入が再々開されたのだから、商社の倉庫で冷凍の牛肉は行き先を待っているのだろう。「食の安全にこだわる消費者に受け入れられるか」吉野家の牛丼が試金石だという。確かにスーパーでアメリカ産牛肉を見かけない。食の安全にこだわる消費者は吉野家の牛丼を始めから食べていないのよ。なんでも、消費者が受け入れたからよしとするのは、おかしいのではないかな。吉野家が安全を確認して、公開しなくては。
アメリカ産牛肉輸入禁止反対の署名運動に動いたのは、吉野家の株主さまだった。とても、アメリカ産の牛肉を食べている方々には見えなった。

写真は、裏庭に見つけた白い彼岸花。肉はそんなに食べなくていいのよ、とおっしゃつてる。