真夜中のフレンチトースト

急にあれが食べたいということがある。今晩は、ふいにフレンチトーストなるものを食べたくなった。友人にもらった食パン。玉子、なぜか牛乳。砂糖はお陰様で少々ある。それにメイプルシロップもある。役者は、揃っている。
映画「クレイマークレイマー」のダスティンホフマン。妻に家出されて、息子に作ってやってましたね。失敗するんだけど。あれ、あれ。
こんな簡単なもの、どうして失敗するんだろう？しかし、外はカラッと、中はジワリ。これが結構ね、難しい。
ひとりの食事に誰が手をかけるか、という私の前にきちんと箸置き、ランチョンマット、手をかえ品をかえ、ひとりでも食事を楽しむ女性が現れた。素晴らしい！
私もそうしたい。そうしたいが、気持ちとは裏腹にできたら鍋から箸で食べたくなる。台所で、突っ立って、鍋抱えて。さすがに自制はしているので、そこまではしてはいない。これも合理的ではあると思うのだけれども。
そうそう、フレンチトースト。余ったパンをどうしょうと考えたメニューなのかな。それとも、トースターが壊れたからフライパンで調理しようと？簡単でおいしい。ついでにリンゴを薄切りにしてフライパンでバター風味で炒めた。シナモンなるものがあればさらによいのであろう。なくても、なかなかであった。1枚の皿でOKなのもよい。なにせ、真夜中だものね、洗い物は少なく！