ゆとり教育

newmoonakiko2007-04-14

ゆとり教育をあげて学習削減するなどした現行学習要領で学んだ高校3年生の学力テストの結果が発表された。それによると、学力の改善がみられ、勉強は大事だという意識も向上したという。結構なことと思うが、文部科学省は困惑している。なぜかというと、詰め込み教育の弊害から小中学校は2002年3割削減、翌年高校も実施した新学習要領の評価をめぐって論争がくりひろげているからである。再生教育会議では、学力低下を理由に学習要領の見直しを提言している。ちなみに「ゆとり教育」を主張した当時の文部科学省の役人、寺脇研さんはすでに人事からはずされているという。
ゆとり教育がスタートする時、お母さんたちに学校から説明があったか聞いたが、誰も明確な答えを聞いていなかった。教師に直接質問したら、「上が決めることだから」と人ごとだった。そんなふうに始まった「ゆとり教育」なのだ。だのに学力は低下ぜず、勉強は大事だという子どもたちはけなげではないか。塾や予備校に通い、いじめにも耐えているのであろう。いや、むしろ塾や予備校が第2の学校として機能しているのかもしれない。それが、いいのかどうか、別にして。(しかし、この結果改ざんではないだろうね。)

昨日の話だ。3年生になったAくんのお母さんの話。今度、担任になった先生は、「まだ学校で習っていない漢字は使ってはいけない」と主張。それで、漢字で書ける名前もわざわざひらがなで書くのだそうだ。先生の頭にゆとりを与えないゆとり教育って何だ。