有機農業推進法とは

newmoonakiko2007-04-27

昨日の話だが、自然農法国際研究開発センターの職員から、昨年成立した有機農業推進法のレクチャーを受ける。この財団は、自然農法の創始者(という言葉の創始者というのか)岡田茂吉の思想、自然農法の普及、研究を行っている。自然農法というと、福岡正信を思い浮かべるが、自然農法の言いだしっぺは、世界救世教岡田茂吉らしい。岡田茂吉は、「自然は、すべての人々を養うだけの地力を土に与えている」と言っている。だから、実は堆肥も必要ではないとまで。今、化学肥料農薬を大量に土に入れた結果、地力は衰え、農作物の生産量も減少に転じている。この土のピンチをどう救うか。一宗教家の自然観をこえたところの自然農法というものの、出番であるような気がする。
しかし、自然農法、有機農法どう違う?結論は、今は農法はみんな違っていいのではということに。神様は、自然のしくみを人間に教えて、その先の技術は与えなかった。自然のしくみをよく知れば、すべてはうまく運ぶと。これ、農業だけの話ではないのかも。
さて、有機農業推進法だ。国の施策とは一致しない、不透明な法律ではあるが、しかし、うまく使っていけば、ゲリラ的な地域の農と食を結ぶしくみづくりに貢献するかもしれない。しかし、この法律に一番感応したのが、都会の消費者団体であることは興味深い。逆に農村の農業者にはピンとこないかも。

写真は、昨日訪れた神奈川県庁舎の地下。職員が食べるお弁当590円なり。職場の机で食べるのか?有機農業推進のために公務員は、まずは国内産のお弁当を食べて、自給率アップへ貢献しませんか。