給食の食材から変える

newmoonakiko2007-07-03

昨日の古川市(合併で大崎市になったそうだ)は、小雨模様。私が伺った時には、ぼつりぽつりと雨が降ってきたところだった。急いでジャガイモを掘り出す佐々木さんちのおばあちゃんとお嫁さん。「まだ、粒は小さいけれど、学校が持ってきてと言ってる」。ほこほこした土から、引っこ抜けば顔を出すジャガイモ。このまま、かじりたい。そうしたら、ねずみがすでにかじっていた。さぞ、満足しただろう。
農水省の食料・農業・農村基本計画に基づく「地産地消の行動計画」が、市町村の約半分で策定されたという。一方、食育推進基本計画によって学校給食の地場産使用率を30%とする目標もあるので、食育と地産地消との連携はこれから深めていくことになるのだろう。まずは、子どもたちにまともな食物をということに誰が反対するか。なんだけど・・・。小田原市の給食の食材を扱うのは市外の業者である。限られた予算の中で、栄養士が決めたメニューの食材をどう集めるか。中国産野菜、冷凍食品にならざる得ないかもしれない。
まず、地域の子どもを養えるだけの農地を用意する。有機栽培の作り手を育てる。流通業者ではない、まさしく食のコーディネーターを育成する。学校一単位の家庭の生ごみを回収し、農地に返す。料理の好きな、子育てOBが給食作りに参加する。当たり前の給食を提供する。できませんかね。
今日、佐々木さんのジャガイモが届いた。ふかして、塩を振り、バターで食べた。こんなおいしいジャガイモが給食で出されるなんて。給食格差もなくさなけりゃね。