残留農薬違反

newmoonakiko2007-07-09

輸入食品の残留農薬規制を強化した「ポジティブリスト」制度ができて1年。新制度では、「使用していい農薬」だけを決め、それ以外は原則認めない方式。約800種以上の物質ごとに残留基準が設けられた。そのために1年前よりも8倍の違反がでたという。日本人の口に入る前に食の安全が守られたことは悪いことではない。しかし、輸出国の農民は、自分が使う農薬が危険であることを知っているのだろうか。そもそも、自分の国でも使わない農薬をどこの国が輸出するのだろうか。食品残留基準の設定は、貿易摩擦を引き起こす。基準のハードルが低いところに、危険な食品は流れる。農薬の使用に甘い国に猛毒の農薬は流れる。その多くは、後進国だ。日本も国際援助という名で、農薬が大量にアジアに撒かれたことがあった。法律も怖くないワイロでという手もある。
食品の安全は万国共通に守られなくてはいけない。この制度のために大量の食品が廃棄されているというが、基準を守ること、基準を高くすることは、輸出国の住民の食の安全をも守ることになるのだから、目をつぶるしかない。と思うけれど、どうかな?


写真は、山形産佐藤錦。低農薬のせいか、届いて2日で痛んできた。2回目に届いたサクランボは、もったいながらず、さっさと食べた。しかし、この季節一瞬の果物。また、来年お会いしましょう。