見事な畑

newmoonakiko2007-10-15

美しいとは思いませんか?これ大根の葉っぱです。農薬、化学肥料は一切使われていません。工場ででるお茶柄、コーヒーかすを有機堆肥にして、潅水時にはEMを使っています。それも、15年前から。自然農法の作物は、左右対象、見目麗しい。おいしくて、栄養価も高いのは当然です。
昨日は、この大根の生産地三浦半島で行われた、比嘉輝夫教授の農業者対象の学習会に参加してきた。主催は、三浦半島EM研究会。顔なじみの農家が、15年目の成果を発表した。なによりも印象深かったのは「先生の言われる世界が、自分の畑にも現れてきた」という言葉だ。耕すな、ボカシを作るな、有機物を土の表面に置いて、EMを散布しなさい。農薬のようにEMを扱うな。畑を抗酸化状態にしろ。波動を上げろ。きわめつけは、「効くまで使え」だ。この土地にはじめてEMが入った時には、地元のミニコミ紙に「EMは救世主か悪魔か」と書かれたが、それでもEMを信じて日々研鑽していたグループがいたのだ。その畑では、今までの農業の概念では考えられないことが起きているのだが、(生態系の整った楽園が)残念なことに農協や農業指導員も足を踏み入れようとはしない。しかし、消費者のグループや生協、大手スーパー、外食産業のバイヤーに注目されて、たくさんの支持者が生まれている。なんだか、とてもうれしい。
慣行農法がゆきずまり、従来の有機農業が困った時にようやく国も農業試験所も本気でEMとは何かを考え出すのではないかと思う。ともかく、安くて、誰にでも使えるのだから。ただし、あきっぽい人、唯物的な人、理屈が好きな人には、難しいかもしれない。自然は、こういう人が苦手なのかも。
「本当は信じていないところもあったんです。ごめんなさい」という農家に先生がひとこと「EMに謝ってね」。なかなか、さわやかな光景だった。


この大根、横須賀市長井の鈴木浩之さんの畑のもの。