JAS有機認証とは何か

newmoonakiko2007-12-01

鍋シーズン到来である。手抜きができて、喜ばれるのだから、最高である。鍋なしで冬が越せようか?小田原でもっとも有機にこだわりをみせるスーパー、トザンストアで発見した、JAS認定の豆腐とこんにゃく。原材料がJAS認定であって、別の原材料と混入できない認定工場で製造されているわけだ。諸々の諸条件をクリアしているかどうか、国から委託されて調査するのが、全国で36機関あるという。行政改革の一環で、民間が請け負う。そもそも、有機認定ができたのは、なんでもかんでも有機と表示して、消費者には紛らわしかったからだという。なにをもって有機とするか、これが結構、厳しいハードルになってしまい、農家を苦しめている。認定をとるまでの話を聞いても、これをやるメリットが農家にたくさんあるとは思えない。そもそも、認定機関お墨付きとはいえ、野菜や果実の値段を倍にはできない。ここまで、表示が疑わしくなると、少しズルする農家や認定機関もでてくるかもしれない。いや、極端な話、いらないんじゃないか、と関係者から声がでそうだ。
実際に1軒の米作農家の偽造問題が発覚した。新聞が大々的に取り上げないのは、暴いたところで、誰も得しないからである。消費者も、そんなもんだと高をくくっているところがある。だいたい、そんなに厳しい基準を毎日買い物をしている主婦が求めているとは思えない。賞味期限にしても同じ。なんでもかんでも、消費者の意向というが、私たちはいつの間にか、「とんでもない消費者」にされて、すべての問題は、それを求める「消費者がいるから」とかたずけられてはかなわないと思う。取り締まりの基準を作るよりも、普通のものを食わせろ、と私は言いたい。