無肥料栽培

newmoonakiko2007-12-02

「可愛いねぇ」と声をかけたくなる白菜。これ、無肥料栽培の畑でとれたもの。作物は、土の栄養を吸収して成長する。収穫したら、収奪した分を返してあげなくてはならない。引いたら、足す。これが、常識の世界である。しかし、なにも肥料を入れずに収穫した野菜を見ると、常識を疑ってみてもよいのかも、と思う。人為的に無機(化学)肥料を施さなくても、土そのものが、栄養を作り出す。連作もできる。これは、やってみないとわからない世界だ。。そのような機能を備えている土に栄養を多量に施せば、土は疲弊し、作物は病気になる。肥料を施せば施すほど、病害虫が増えて、農薬の使用が増えるという悪循環に陥る。一説によれば、人間の腸も栄養素が切れると、自ら、生存に必要な物質を生み出すという。人間も土も、栄養過多が一番怖いのである。
というわけで、そろそろ私も断食しなくては。いくつになっても「可愛いね」と言われたいもんね。きれいな土ときれいな体は繋がっている。