いやな感じ
みんなで外食してもいい話は少ない。ことに何かを食べながら、気持ちの悪い食の話をするのはいい気分ではない。でも、実際食べているので、食べ物の話になってしまう。
「ニラ饅頭も」「炙り鯖も」。鯖寿しが好物の私は、京都で棒寿しをたらふく食べた。中国産冷凍鯖に有機リン系殺虫剤ねえ。これは、農薬を防腐剤として使用したのだろうか。新鮮そのまま冷凍パックという売りなのに。食品そのものが危険ならば、危険そのまま冷凍パックで、世界中にばら撒かれる。
食べることには、女性の方が敏感で、だいたいの人が、「自分で作るしかないよね」と言っている。実際に作る人は少ないのだが、少なくとも、食べ物は遠くのものより国内産と考えるようになったのは確か。ただし、いつものことながら、行動は伴わないのだけれど。
中国産不買運動も起こらないし、責任の所在を国にもとめることもしない。高度成長期には今の中国のようだったというその経験が、なんだか中国の人たちに同情してしまうのか、あるいは中国に自動車を買ってもらわなくてはならないし、などと経団連のおじさん感覚になるのか?
唐突だが、オリンピックを中止していただいたらどうか。心配で選手を送り出せないといって。猫の首に鈴をつける人はいないよね。