日本有機農業の集い つながるいのち つなげるいのち 

newmoonakiko2008-03-01

有機農業推進法が出来て、最も慎重、かつ懐疑的なのが、日本有機農業研究会である。今まで、農政とは関係ないところで、ある意味、アンチ近代農業として存在してきたのだから、わからないでもない。大規模農業、企業参入農業の旗を降ろさずに、地元密着、集約、自給農業にならざるえない有機農業を進めるのか、ということなのであろう。福田英明環境保全型室長が、来賓として挨拶をしたが、有機農業者の前で「5つの土の役割について」とは、釈迦に説法。有機農業者は、優しい。野次が飛ぶかと思ったが、なにごともなく拍手で終わった。
講演は、坂本尚さん。パネラーには、館野廣幸さん、古野隆雄さん、林重孝さんなど、名前だけは知っている人が続々登場。しかも、総合司会は、隣町の二宮町在住で「あしがら農の会」の井上昌代さん、久保田裕子さんの顔も見えた。実行委員長は、藤沢市の相原成行さん。神奈川もがんばっている。

懇親会の後、夜中の11時半まで、分科会が続き、熱い議論が交わされた。オセロゲームのように世の中一気に変わる方法はないのか。1枚のコマは、農業のように思うのだが。

埼玉県所沢市の田中さんの有機ほうれん草。バリバリと頂きました。