老いては・・

newmoonakiko2008-05-04

GWで息子たちが帰ってきた。祭り一色の町を抜け出し、湯河原温泉までドライブ。海岸線を避けて、山道を行く。根府川、片浦、米神から、相模湾、湘南海岸沿いのビル群、その後ろに控える山々を望む。いいな、実にいい眺め。西湘バイパスもシュールに見える。自然そのものも悪くないが、そこに人が住んでいるという風景に心惹かれる。

「こごめの湯」で温泉に浸かる。趣のある古い温泉宿と新しい店構えとが混在していて、湯河原温泉郷もがんばっている。でも、もう一歩かな。駅まで、ぶらりぶらりと歩くのが好きなのだが、温泉街の楽しさというのは、ある種の閉塞感、閉じた場所なのだが、湯河原はそれがなくなってしまったように思う。日帰りの客が増えてしまったからかもしれない。ちなみに若者には、草津温泉とか下呂温泉とかが受けているそうな。ひと風呂浴びたら、浴衣を着て下駄を履いて、川沿いの道を歩きたい、そうだ。わかる、わかる。

ところで、親子関係は見事に逆転して私が息子たちに話を聞いてもらう。「これこれしかじか、どう思う?」と聞くと、結構、適切な答えが返ってくる。普通の親じゃないのは、骨の髄までわかっている息子たちだ。私の扱い方は手馴れたもの。「じゃ、それでいこう」と立ち上がった私に、「では、カレーライスをお願いします」と声が上がる。お安い話ですよ、カレーならね。