芭蕉

newmoonakiko2008-08-15

「俳句は芭蕉の文学」と主張したのは、高浜虚子。その虚子の「俳句はかく解しかく味う」を読む。一応、俳句をたしなむ者としては、読まなくてはいけないものだろう。しかし、90年前の著書とは思えない。古へも芭蕉、今も芭蕉、後も芭蕉なのであろうか?大岡信の解説もすばらしい。こうして、俳句の真髄が伝えられていくのだろう。

塚も動け我泣(なく)声は秋の風

芭蕉が、一笑という俳人の墓を弔った時の句だが、終戦の日の慟哭にもふさわしい。

今晩は、小田原御幸が浜の花火大会。国道1号線沿いを歩きながら、楽しむ。

一瞬に消えて見せたり大花火