さるかに合戦

newmoonakiko2008-09-17

「おむすび 柿の種」と検索なさって、この「私のおむすび日記」にこられる方がいる。なんで、と不思議に思ったいたら、今日、大きな柿の実を見つけて、ああ、そうかと納得した。「おむすび」と「柿の実」を交換した、あの昔話はなんだっけ?と。そう、「さるかに合戦」ですよね。

目先しか考えない猿と100年先を考える蟹。恩義を忘れて、いいとこどりをする猿。弱いもの同士、力を合わせて、猿をやっける蟹。因果応報の話だが、現代の猿は異様な大きさになってしまって、「おむすび」と「柿の種」を交換しようといわれても、蟹は怖くてできない。おむすびを守ることだけで、精一杯な蟹。柿の種を育てられない猿と、いったところか。

昔話の猿と蟹は助け合ったから、仲良くできる可能性もあった。話し合ったり、助け合ったり、分け合ったりしなくなれば、物語は始まらない。猿にも、蟹にも、それに臼にも、蜂にも、栗にも、糞にもなれる人間なのに。

それにつけても、おいしいそうな柿。蟹が植えたのかな?わが庭の柿を猿が食べにくるよ。(信じられないでしょうが、本当の話です)