異性じゃなくて異性化糖には近寄るな

newmoonakiko2008-09-18

ここ数日家の中の書類を整理している。ネット時代はノーペーパー時代といわれたが、それは嘘。日々どんどん溜まる貴重な情報の山。それを4つの分野にわけるのはわけがない。2つの高い山が、4つの低い山になった。これらを脳という整理箱に入れるのは、とうてい無理。忘れないと次が入らない。と思うと、棄てられなくなる。せめて、何がどこにあるかだけは記憶したいものだと思う。今月の雑誌クロワッサンは「整理術」だった。何回も使いまわしできる永遠のテーマなのだろうね。

というのも、口内炎で免疫力低下、うまく話せない状態には実によい作業だった。なにか、近頃にない「やる気」も出てきた。まず、整理、掃除。これが一番なのかも。

その山のひとつ、食関係の切り抜きで発見。アメリカの学者の説なのだが、肥満の原因は脂肪ではなくて、果糖だと。お菓子や、ジュース、健康ドリンクにも果糖という表示がある。異性化糖というはコーンシロップとも呼ばれ、一般的には『果糖ぶどう糖液糖』や『ぶどう糖果糖液糖』という名前が使われている。異性化糖は低温では砂糖よりも甘くしかも安いので、加工食品に入る量は半端ではない。砂糖よりも体内に吸収されやすいにもかかわらず、血糖値が上がらないので、インスリンの分泌が促されない。果糖を食べると痩せるんじゃなかったけ。

果糖添加のお菓子は、食べても食べても満足感がない。その結果太る。アメリカでは、トウモロコシの栽培に補助金制度があり、低価格で輸出できる。そのために砂糖から果糖に原材料を変えたということなのだろう。たぶん、日本の砂糖の自給率は低いに違いない。こうしてみると、肥満は自己責任の範疇ではなく、はやり社会的な要因によるものと思わなくてはいけない。

数年前、砂糖は健康の源という新聞広告を見て、嘘と思ったが、果糖を大量にとるよりも、砂糖を少量とる方がまだ健康的とはいえる。砂糖が果糖に淘汰される最後の反撃だったのかもしれない。果糖と表示されたお菓子や清涼飲料水は買わない!忘れないようにして、切り抜きは棄てる。

板橋にある「夢たまご」のモンブラン。久しぶりのケーキ。ちなみに我が家の砂糖は、さとうきび粗糖。