タミフル

インフルエンザに処方される薬は、今のところタミフルだけだという。が、このタミフルに対する私の信頼はほとんどない。タミフルの異常行動を伴う副作用で死亡事故が起きたとき、この薬は自分もさることながら、子どもたちには飲ませないで欲しいと思ったものだ。しかし、国はインフルエンザ対策として、世界中からタミフルを買い求め、今では2500万人分、数百億円の税金を投入している。

そもそも、感染してから48時間内に飲まなくては確かな効果がなく、発症後48時間以内に飲んだ場合は、解熱効果、関節の痛み緩和などにしか効能は現れない。ならば、タミフルでなくてもいいのではないか?むしろ、耐性菌ができて、新型ウィルスをうむ原因にならないか?1日も休めない人、免疫力の極端に落ちている人のみの処方でいいのではないか。

この薬の副作用で日本の16歳以下の子どもが死亡したと報じたのは、日本の厚生省ではなく、アメリカのFDA(米食品医薬品局)だ。タミフルは、どこの国で製造されているかといえば、スイスのロシュ社であり、実際にこの薬を開発したのはアメリカのバイオ企業だという。アメリカは人体の影響に対して警告しているのだが、それは聞かないことにしてアメリカが儲かるように動いているようにしか思えない。

インフルエンザになったら、安静にして寝ていなさい、ウィルスと闘うなと勇気をもって言える医者に高額の処方箋代を支払うしくみを作らないと。インフルエンザよりもタミフルが怖い。