小田原有機の里づくり協議会スタート

有機農業の現場を多少なりとも取材している私としては、自分が生活している地域での有機農業に無関心ではいられなかった。今日、MOA自然農法、あしがら農の会、ジョイファーム、報徳農場など、小田原を中心に自然農法や有機農業、あるいはそれを目指す農業を行っている4団体が、「小田原有機の里づくり協議会」を設立させた。

農業そのものが危機的なために国が進めなくてはならない有機農業についての報道は少ない。でも、有機農業を核とした地域づくりが確実に始まっている。神奈川県では、たぶん初の協議会になる。さすが、わが道をゆく、個性豊かな人物で構成されてはいるが、ここは、わが道を広げて地域全体の有機農業の広がりに一役買うという。市民としては、これほどありがたいことはない。農業の構造そのものを変えるなんてことは、ひとりの力ではできないが、地域の有機農業に関心をもち、食べることや自ら耕すことで農家と交流することはできる。

そういう市民の後押しがあれば、小田原がいっきに有機の里に変わるのも夢ではないのではないか?と思う。ともかく、祝小田原有機の里づくり協議会!