新・小田原市教育委員長

このことは、あまり話題になっていないが、私が一番注目していることは小田原市教育委員長に和田重宏さんが就任したことだ。和田さんは、NPO法人子どもと生活文化協会(CLCA)会長で、不登校の子どもたちの自立支援のためのはじめ塾の元塾長でもある。生活に重きを置いた民間教育団体のリーダーとして全国でも注目されている人物。

小児科医の真弓定夫先生へ取材に伺った折り、資料としていただいたのが、なんとCLCAの機関誌だった。真弓先生は、CLCAの応援団のお一人で何度も小田原で講演されていたのであった。いつも、気になる存在だったが、直接和田さんのお話を聞くことはなかった。

学校だけに頼らず、豊かな自然環境と多様な人間関係の中でこそ子供は自分を発見し、自分らしさを発揮して育つことができる。著書「観」を育てるには、子供だちに必要な力は知識にとらわれずに、全体を見通すことのできる力、つまり行きづまらない力であるとある。20年以上にわたり不登校、ひきこもりなどの子どもたちと生活を共にして寄宿教育を続けてきた和田さんが、その実践の中から掴みとってきたものを公の教育にどう生かすか?

ぜひ、小田原市の教育に一石を投じて欲しい。

http://www.ruralnet.or.jp/ouen/meibo/514.html

http://hajimejyuku.com/