生ごみ堆肥化

newmoonakiko2009-04-22

熊本県の帯山にお住まいの青木スミエさん。今から20年近くも前に、熊本市のごみ減量化に応えて、主婦の立場で生ごみの堆肥化を考えた。当時、比嘉輝夫教授の環境講演会を聞き、EMで生ごみを堆肥化できると直感。あれやこれやと試して、EMボカシを使った密封容器による生ごみ堆肥化を考案。以後、たくさんの主婦が共感し、全国に普及されるようになった。

この青木さんを含めた、当時の婦人会ネットワークの地に足をつけた活動は、その後NPO法人「クリーン帯山」として今でも続いている。生ごみを分別し、家庭で堆肥化をして土にかえして野菜をつくる。主婦の実体験が、いかに農と食と暮らしを結びつけたか、はかりしれない。青木さんたちの探究心、向学心、行動力には感服するものがある。なにより、楽しげで美しい。ちなみに青木さんは、昭和11年生まれ。

比嘉教授直伝の青草液肥をさっそく作る青木さん。生ごみ堆肥普及のために人生の後半は超多忙に。最近、夫のことを思い出し、この人のお陰で、存分に活動できたと気づいたそう。希望は、ご主人と畑仕事を存分にすることだそうだ。私の近辺でも、畑仕事をする夫婦が多い。しかし、なぜか別々の畑でという。ことに妻がそれを希望するらしい。うふふ。