生ごみ先生と全体食料理研究家

生ごみ先生こと長崎県の吉田俊道さん。
全体食をテーマにする東京の料理研究家・タカコ・ナカムラさんとの共著「まるごといただきます ホールフードのすすめ」という本が出版されていた。

吉田さんは、生ごみを土に入れることで、すばらしく美味しい野菜ができ、その野菜をまるごと食べることで、元気になるという「生ごみリサイクル元気野菜づくり」をすすめている。野菜屑になる方が、実は栄養分がある。たとえば、玉ネギの皮には、ポリフェノールがたくさん含まれているのはよく知られているが、皮は食べられないので、捨てられる。ヘタや皮は、すごい栄養の宝庫なのだ。これらを今までは、焼却してたが、もったいない。土に入れると、おいしいい野菜屑を食べた微生物が、すごいパワーを発揮してくれる。

一方、タカコさんは、マクロビオティクを学んで、自然素材のお菓子工房を創業。食と健康と環境、オーガニックをトータルに学ぶ「タカコ・ナカムラWhole foodスクール」を開校。土に触れない料理家と包丁をもたない農家が出会って、おしゃれな本ができあがった。仲人役は、西日本新聞社の佐藤弘さんだ。

料理研究家のカリスマ、栗原はるみさんの「ごちそうさまがききてくて」は、驚異的な売れ行きというが、次世代の料理本は、「まるごといただきます」じゃないかな?

本日は、少し気取って、玉ネギピザにしてみました。玉ネギは、吉田さんの言うと通り、生ごみを堆肥にした土でとれたもの。これをオリーブ油で炒めて、とろけるチーズ、我が家のバジルをピザ生地に乗せて、オープンで焼いただけ。塩、コショー味のみでシンプルにいただく。