自然農法ディズニーランド

小田原有機の里づくり協議会のメンバーと伊豆の国市にある大仁農場に行って来た。ここは、NPO法人「MOA自然農法文化事業団」のモデル農場で、自然農法の研究施設としては世界でも最高レベルだという。自然農法がトヨタに変わって世界に発信できたらいいな。

しかし、
「今までやってきたことと百八十度違う」
頭を切り替える、全とっかえしなくては、とてもついてはいけない。この時代、農業だけではなく、全ての分野で同じようなことが起こっているだろうが。

草を抜かない、耕さないと聞いただけで、そっぽを向く人もまだまだ多い。さしずめ、この農場で研修を受ける農業改良普及員は、日々頭の切り替えで大変だろう。気持ちはわかる。

天城連山に囲まれた農場は敷地100ヘクタール。水稲、茶畑、実験農園、牛や山羊などがいる牧場、見事にしつらえられた樹木と野辺の花々、ここで採れたもので作られた食事etc．今まで聞いたり見たりしてきたことが全部詰まっている。
ガラスケースで大根やキャベツの栽培。土の下の根の動きを見せる。菜園の土に穴を掘って、土の構造を見せる。野菜の下を視覚化する工夫はさすが。

菜園では、土の話を聞き、野菜を食べて、種を撒いて、土に触れる。なんだかとても楽しい。ひそかにここを私のディズニーランドと呼ぼう。