リーダーは80歳

公民館で、お煮しめを作ってるのは、80歳のKさんだ。昔は、おむすびも、揚げ物も、みんな手づくりだったのにね、と言いながら、実に丁寧な仕事ぶりだ。地場の食材でご馳走をつくり、神様にお供えする。これが、祭礼の基本だが、祭りという形式は残ったが、精神的なものは伝わっているのか、どうかわからない。

そもそも、地域住民は神社の氏子といわれてもね。しっくりいく人はどのくらいいるだろうか?昔は、神様の力は絶大で、氏神様に祈れば、奇跡がたくさん起きたのかもしれない。仏様やお地蔵様は、神様の化身とも聞く。氏神様、忘れているわけではないけど。絶対力があるならば、なんとかして欲しいと思うこともある。まぁ、ほとんど誰にも祈られない氏神様が、奇跡を起こすことはできないというのも、道理かも。